1972-08-10 第69回国会 衆議院 建設委員会土地及び住宅問題に関する小委員会 第3号
地価の高騰は、基本的には産業、人口の急激な都市集中等によります土地需給の著しい不均衡によるものと考えられますが、土地は、他の一般財貨と異なりまして、固定性、個別性等の自然的特性を有しますため、合理的な市場価格の形成がきわめて困難でありますことから、不当なつけ値によります取引価格が容易に一般化しまして、実勢を越えました地価の高騰をもたらしている場合も多いと思われます。
地価の高騰は、基本的には産業、人口の急激な都市集中等によります土地需給の著しい不均衡によるものと考えられますが、土地は、他の一般財貨と異なりまして、固定性、個別性等の自然的特性を有しますため、合理的な市場価格の形成がきわめて困難でありますことから、不当なつけ値によります取引価格が容易に一般化しまして、実勢を越えました地価の高騰をもたらしている場合も多いと思われます。
土地は、これを生産して幾らでもふやすというわけにはいきませんから、その中に、必ずその上に立って国民全体が諸活動をしなきゃならない、そういう諸般の情勢を考えまして、先ほどに戻りますけれども、憲法でやはり土地所有権の行使については、人間がつくり出す一般財貨と土地所有権の範囲というものと別個の観念で扱わなければならない、そういうことから、先ほど申しましたが所有者の努力によってでなくて、公共投資あるいは社会変革